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写真通信 2019.02.26

[おすすめフィルムカメラ]フィルムデビューならこれ。OLYMPUS TRIP35の魅力たち

こんにちは、こん。です!

最近やたらと遠出をする機会が多く、あちこちの景色を見ては「日本は広いなぁ……」なんて感じています。
僕たち写真大好きマンにとって、旅行はわくわくどきどきの連続ですよね!

そして、旅の大切な思い出を残すときに僕がおすすめしたいのが“フィルムカメラ”。
1枚1枚を大切に切り撮ることで、思い出を作品としても、自分の脳裏にも深く残すことができるんです。

でも、「フィルムカメラって難しそう……」と思ってなかなか手が出せない人も多いはず。

実は、誰でも超簡単にフィルム撮影ができてしまうカメラがあるのです。

それがOLYMPUS TRIP35!
今回は、初めてのフィルムカメラにもおすすめなこのカメラを激推ししちゃいたいと思います!

フィルムカメラを始めよう!

そもそもフィルムカメラとはなんでしょうか。名前はよく聞くけれど、ほかのカメラと比べた違いはわからないなんて方も多いはず。まずは、フィルムカメラのきほんの「き」から見ていきましょう。

フィルムカメラとは、フィルムを記憶媒体として撮影を記録していくカメラのことです。
デジタルカメラでいうとメモリーカードが「フィルム」に相当します。

フィルムはメモリーカードに比べて遥かに容量が少なく、1本で24~36枚しか撮れません。それに加え、撮り直しをすることができません。

一見不便なようにも思えるのですが、それがまた魅力でもあるのです。
1枚1枚を丁寧に切り取るからこそ思い出を大切に残すことができて、デジタルカメラで撮る1枚よりも“特別感”が生まれます。

また、カメラにセットするフィルムによって色味の違いを楽しめるのもフィルムカメラの魅力のひとつです。

お手軽にフィルムを楽しめるカメラとしては「写ルンです」がありますが、フィルムの入れ替えが出来ないため、色味は比較的一定になってしまいます。せっかくのフィルムカメラなのに、それは少し残念。

そこで「写ルンです」並にお手軽な本格フィルムカメラOLYMPUS TRIP35を激推ししたいのです!



OLYMPUS TRIP35の魅力

OLYMPUS TRIP35とは、1968(昭和43)年にOLYMPUSが発売したコンパクトフィルムカメラです。

小型軽量を重視したカメラで、旅先でもどこにでも持ち運べることから「TRIP」という名前が付けられました。
そして、35とは35mm判フルサイズのこと。……そう、このカメラはフルサイズなのです。

旅先のお供として活躍できるほど小型で軽量なのに、なんとフルサイズ。これだけでも惹かれてしまうのですが、ここからは改めてその魅力をひとつずつご紹介していきます。

①小型軽量、そして高画質

先ほどもご紹介したように、小型軽量なのがOLYMPUS TRIP35の特徴です。
というのも、そもそもこのカメラはハーフサイズカメラのPENシリーズをフルサイズ化した派生モデルであり、コンパクトさを重視して設計されています。
片手に収まるサイズ感に加えて、重量はわずか410gと、とっても軽量。

TRIP35の真俯瞰

フィルム入れ替えたり

PENシリーズに比べればやや大きさと重さが増しますが、それでもコンパクトです。
そしてフルサイズなので高画質。よく写ります。

ほのぼのした公園

時計塔と桜

桜

うん、繊細な写り……。

②明るい大口径レンズ

このカメラはフルサイズであることに加えて、レンズも優秀です。
D.ZUIKO40mmF2.8という単焦点レンズがボディに付いています。
観覧車

高台

緑がゆらり

40mmの使いやすい画角はどんなシーンでも対応することができますし、F2.8の解放絞り値では抜群のぼけ感も得ることができます。
いつも楽しんでいる写真に加えて、作品の幅をぐんっと広げてくれること間違いなし。

③誰でも簡単に撮影できる

初めてのフィルムカメラにこのカメラをおすすめしたい一番の理由がこれです。
電池も必要なければ難しい操作もありません。フィルムをセットして、ピントを合わせて、シャッターを押す。
たったこれだけの操作で簡単に撮れてしまうのです!(すごい!)

なぜなら、このカメラにはA(オート)モードが備わっているから。撮影に必要なセッティングを自動で行なってくれるのです。Aモードなら、特別な設定を行うことなく、すぐさま写真が撮れてしまうので本当に楽ちんです。

また、このモードで撮影した場合には「赤ベロ」という警告機能も付いています。これは、露出が高すぎたり低すぎたりする場合には、シャッターをロックするというもの。
この機能によって、フィルムを現像した時に真っ黒もしくは真っ白になってしまったという失敗をしません!(すごすぎる!)

そう、このカメラなら、フィルム初心者さんでも失敗なく確実に撮影することができるのです。

ちなみにF値を自分で選択して撮影するマニュアル撮影では、シャッタースピードが1/30秒に固定されてしまいます。
40mmレンズの場合は、シャッタースピードが1/30秒だと手ブレが発生しやすくなってしまいます。そのため、特別なこだわりがない場合は、Aモードでの撮影がとても快適です。

④安い

フィルム一眼レフカメラって、ものによっては値が張ってしまうことがあります。
しかし、このカメラは中古での販売がメインですが、相場は3,000〜1万円程度。(僕はヤフオクで約4,000円で落札しました!)
フィルム代や現像代でコストがかかるフィルムカメラは、本体が安いだけでもお財布にとって、とても嬉しいですよね!

⑤かわいい

「なんやこの見出し!」と笑ってしまった方、すいません。愛が溢れてしまいました(笑)。

でも、カメラ選びに、見た目ってとっても大事なのです。
なぜなら、それが写真を撮るモチベーションやカメラへの愛着に繋がるから。

TRIP35のかわいいボディ

はい、かわいい。

こんなにかわいくてコンパクトだったら、どこにでも連れて行きたくなってしまいますよね?
カメラって、そんな風に愛着が湧くことが機能よりもなによりも大切なのです。カメラは持ち歩いてこそ真価を発揮しますからね!

ここまで魅力と愛をお伝えしてきましたが、きっと今にも購入ボタンをポチッと押しそうになっていることと思います。わかります。
しかし、魅力たっぷりのこのカメラにも注意しければいけない点がいくつかあります。購入する前の注意点として、さらりとご覧ください。



OLYMPUS TRIP35の注意したいポイント

では、購入前に注意するべきなのは、いったいどのようなポイントなのでしょうか。
ひとつずつ確認していきましょう。

①レンズの取り外しはできない

先ほども少し解説しましたが、OLYMPUS TRIP35はコンパクトカメラという分類ではありますが、一眼レフカメラではありません。そのため、レンズの交換はできないのです。

そうはいっても、40mmF2.8のレンズは普段使用する分にはなんの不便もありません。むしろ、とても使いやすいレンズです。
景色などの遠くの対象物を撮影したい場合は難しいですが、日頃の生活の中で困ってしまうシチュエーションにはあまり巡り合わないのでご安心を!

②レンジファインダー

OLYMPUS TRIP35のファインダーは、レンズに付いているのではなく本体に付いています(レンジファインダー)。

レンジファインダー

この窓がファインダーです。
レンズとは別の位置にファインダーがあるため、ファインダーで見ている景色と、実際に撮影できる景色には誤差が生じてしまいます。
とくに、このカメラはレンズの左側にファインダーがあるため、実際に撮影してみると、写るのはファインダーで見た景色のやや右側。
左端に被写体を置く際など、構図取りには注意が必要です。

しかし、レンジファインダー式カメラのアナログ感が、一眼レフとは異なって味があるから好きだと感じる方もいます。
つまり、これは注意点というよりも、好みの問題かもしれません。

③ピント合わせは目測式

一眼レフで撮影する場合、ファインダーはレンズを通した映像が映されています。そのため、、リングを調節してピントの合う範囲を直接確認できます。
しかし、レンジファインダーの場合は、ピントの確認ができません。

そのため、被写体までのおおよその距離を感じ取ってピントを合わせます。
これが、このカメラを使う上で唯一苦労するところかもしれません。

ピントを合わせるところ

このマークでピントを合わせます。
一番左の人のマークから順に1m、1.5m、3m、無限遠となっています。
被写体までの距離がおよそ1.5mだと思う場合は左から二番目の二人の人のマークに合わせます。

一見難しそうですが、意外とピントはしっかり合ってくれるのでざっくりした感覚で調整していけば大丈夫です。
そもそもオート撮影の場合は絞りもシャッタースピードもわからないので、あまり深く考えて撮影しなくても良いんです。直感が大切です。それで撮れますから。
慣れればとっても簡単です。

④ISO感度は400まで

少し不便なところですが、ISO感度を400までしか設定することができません。
そのためISO800などの高感度フィルムでは適正な撮影ができません(入れても撮影可能ですが、ISO400の設定で撮影した場合はややハイキーな写真になるかもしれません)。
そして、暗所などで撮影する際は、外付けのストロボが必要になります。

このように、魅力たっぷりのこのカメラにも少しだけ注意しなければいけないポイントがあります。



それでも僕は、このカメラを愛してやまない

少しだけこのカメラの注意点をご紹介してしまいましたが、それほど不便なものでもありません。慣れればとっても簡単ですし、やはり小型軽量&高画質、簡単なオート撮影機能に失敗しない安心感はとても心強いです。
そして、しつこいようですがかわいい(しつこい)。

フィルム撮影に難しいイメージを抱いていた方でも、このカメラなら簡単にフィルムを始めることができます。
ぜひみなさんもOLYMPUS TRIP35と一緒にいろいろなところをTRIPして、思い出をフィルムで残してみてくださいね!

それではみなさん、良いフィルムライフを~!

使用したカメラ

OLYMPUS TRIP35

キーワード

  • おすすめフィルムカメラ

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