
こんにちは、葵です。
世間は卒業シーズンですね。私は来年の卒業式のことを考えて少し寂しくなっています。友達と過ごす楽しい学校生活もあと一年……全力で駆け抜けます!
そんな今だからこそ、私は何気ない日々をたくさん写真に残しています。大切な友達のために、未来の自分のために、これからもずっと忘れたくない日々を残したいと思うんです。
そこで今回は、「何気ないシーンを写真に残そう。きっと時が経って宝物になるはずです」というお話をお届けします!
日常をフィルムカメラで残したい理由
私が日常を撮ろうと思い始めたのは高校1年生の3月でした。年度末にクラスが解散して、この教室で過ごす楽しい日々が終わってしまうことが寂しくてたまらなくて、ちゃんと形に残しておきたいと思ったのがきっかけです。
その方法として選んだのがフィルムカメラで撮る、というものでした。その理由をふたつお話したいと思います。
1.デジタルとは違うフィルムの写りに魅力された
今はデジタルカメラで写真を撮るのが一般的です。周りを見渡しても、スマホで写真を撮る友達がほとんどです。
そんな中、アナログなフィルムカメラで撮った、鮮明に写しきらない写真に私は惹かれました。少し曖昧に世界を写すフィルムカメラでしか残せないものって、きっとあると思うんです。
2.一枚に掛ける思いが大きくなる
フィルムカメラはスマホやデジタルカメラとは違い、フィルムの撮影できる枚数に限りがあります。
一見デメリットのように感じるかもしれませんが、限りがある中で撮影した一枚一枚にかける思いは大きくなると思うんです。あと何枚でフィルムが切れるのかとを意識しながらカメラを構えると、シャッターを押す瞬間をより大切にするから。
そうして丁寧に残した写真をあとから見返してみると、よりたくさんの思い出が蘇ってくる気がします。
日常の何気ないシーンはきっと宝物になる
友達や家族でも、美しい景色やくだらないシーンでも、日常の何気ないシーンを残すことって素敵だと思うんです。
ではなぜ、私は日常の何気ないシーンを素敵だと思うのか。その魅力をお伝えします。
もう二度と訪れない瞬間を残したものは宝物になる
今あるその瞬間は、もう二度と訪れることはありません。しかし忘れたくなくても、私たちは時間の経過とともに、やがて忘れてしまう。
誰にも思い出されることなく、忘れ去られたその瞬間は、世界から消えてしまったかのように思えませんか。どんなに楽しくてドキドキした気持ちも、悔しくて悲しかったその気持ちも、消えてしまうのはなんだか寂しいです。
たとえ些細なことでも、くだらないことでも、写真に残せばあとから見て思い出すことができます。思い出すのはひとりのときでもいい。友達や家族とでもいい。思い出す瞬間もまた、大切な思い出になるんです。
青空の下、友達とくだらないことで笑っているシーン、
スポーツ大会で活躍する、気になるあの人を見ているシーン、
放課後に公園に行き、友達と隣に並んでおしゃべりしているシーン。
どれもついこの間撮った写真なのに、懐かしい気持ちでいっぱいになります。形に残すことって、やっぱり良い……。
感情に任せてシャッターを切ろう
ホームで電車を待っているとき、道端に咲く花を見つけたときやふと空を見上げたとき。どんなシーンでもいいんです。どんなにくだらなくても、小さなことでも「綺麗だな」「なんか好きだな」と感じたらシャッターを切ればいいんです。感情に任せて撮った写真もなんだか素敵だと思いませんか?
ここからは、私が集めた日常の何気ないシーンを少しご紹介したいと思います!
ショッピングモールの屋上で、夕方の光が綺麗で友達とはしゃぎながら空を見上げたシーン。
光と影と赤いコーン、そこで仕事をする人たちのバランスがなんだか面白い。
学校の渡り廊下で見つけた一輪の花。春を感じたシーン。
光に照らされる花々があまりにも綺麗で、思わずシャッターを切った。
体育館の外で友達と休憩していたシーン。木漏れ日にうっとり。
春休みまであと三日だね、なんて話しながら帰ったシーン。友達の自転車の影がとっても好き。
どれも特別な意味は持たない写真のように思えるかもしれません。でも私にとってこれらの写真は、シャッターを押したその瞬間の気持ちだとか、撮影前後の思い出までもがたっぷり詰まった大切なものです。
日常の何気ないシーンを写真に残してみませんか?
日常の何気ないシーンを写真に残すことって、自分の気持ちを形に残す行為でもあると思うんです。それらの写真は、後から写真を見た自分、つまり未来の自分へのメッセージのように感じられます。
ぜひみなさんも感情に任せて、日常のふとした瞬間を切り取ってみてください。それらはきっと、手元にも心にも残る、大切な宝物になるはずです。
使用したカメラ
キーワード
- フィルムカメラ
- 何気ないワンシーン