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写真通信 2019.04.15

感光が私たちを魅了する

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こんにちは、葵です!

この前、ミラーレス一眼を手に入れ、ついにデジタルを使い始めました。ただ、やっぱりフィルムが大好きだなあと思いました。フィルムの光の写し方や、デジタルには出せない色味が素敵すぎて、愛が止まらなくて困っています。

そこで今回は、愛が止まらない理由のひとつでもある「感光」という現象をご紹介したい思います。芸術的で少し変わった写真が撮れるのが魅力です。

これが感光です

きっと初めて聞く方も多いと思いますが、この記事を読み終わる頃には、感光した写真を撮りたくてたまらなくなっていることでしょう!

それではどうぞ!

感光って?

まずはフィルムの感光について説明したいと思います。

みなさんは、画面の端から白くなっていたり、さまざまな色の線やもやが掛かっている写真を見たことありませんか? きっとどこかで一度は見たことがあるのではないでしょうか。

それらの感光した写真は、一般的にはマイナスなイメージがあり、失敗と言われています。

そもそも感光とは、撮影済みのフィルムに光が入ることで発生する現象のこと。フィルムに光が入ることによって、白くなってしまったり、線やもやが現れたりするんです。

それでは、ここで感光した写真の例を見てみましょう!

水色のもやがかかった写真

水色のもやが掛かった写真。光の波長に合わせて現れた淡い色合いがなんだか不思議で、惹き付けられる写真です。

左端から感光した写真

左端から白くなっている写真。ちなみにこれは、フィルムを入れて最初に撮った写真です。蓋を開けてフィルムをセットしているときに感光すると、こんなふうになるんです。まるで物語の1ページ目のようでワクワクしちゃいます。

感光した写真って、普通の写真とは違ってなんだか面白いと思いませんか?

ここからは魅力について詳しくお話します!



間違って感光させてしまった!だけどそれは失敗じゃない

感光は、まだフィルムが入っている状態で間違えて蓋を開けてしまったときに起こります。
私が初めて感光させてしまったのは、当時使っていた「OLYMPUS PEN EE2」というハーフカメラを落としてしまったときでした。フィルムが全部だめになった……と愕然としたのを覚えています(笑)。

でも、すべての写真が感光するわけではありません!
蓋が開いている時間や、そのときの光の量などによって異なりますが、このとき感光した写真は5枚でした。

感光させてしまったときって、失敗に思えるかもしれませんが、実はそうではないんです。感光した写真にしかない魅力ってたくさんあるんです。

端から青く感光した写真

端から青く感光した写真。記憶の中の風景のようで、とってもお気に入り。

赤いもやのかかった写真

全体に赤いもやが掛かった写真。これは田んぼの水を撮ったのですが、赤く感光したことによって水に対する印象が変わって面白く感じます。

青空を撮った写真

これは青空を撮った写真。感光したことによって、白、ピンク、紫、青とグラデーションができていてとっても魅力的。すごく好き……。



意図的に感光させてみる

こんなに魅力が溢れた感光。偶発的に起こるのを待つのではなく、自分で感光させてみたいと思いませんか?

実は簡単にできるんです!

その方法を、先ほどのハーフカメラの例でご紹介したいと思います。残り枚数は問わないので、フィルムが入っている最中に、蓋を開ければできるんです。とっても簡単。

ただし、蓋を完全に開けてしまうと、白飛び部分が大きくなってしまって、画面一面が真っ白になる可能性があります。

そこで私がオススメしたいのが、光があまり強く当たらない場所で、ほんの少しだけ蓋を開けるということ。開けている時間や光の環境をいろいろと変えてみるのも面白いかもしれません。

オレンジ色のもやがかかった写真

オレンジ色のもやが掛かった写真。

緑や黄緑のもやがかかった写真

緑色やきみどり色のもやが掛かった写真。

このふたつの写真は、ひとつのフィルムを感光させたときのものです。感光の仕方は全然異なりますよね。そこが感光の魅力のひとつだと私は思います。どんなふうに感光しているかは現像してからのお楽しみ。とってもワクワクしますね!



感光した写真を撮ってみよう!

偶然でも意図的でも、感光した写真は魅力で溢れています。
ぜひあなたも挑戦してみてください。きっとお気に入りの一枚に出会えるはずです。

感光した写真

キーワード

  • 感光

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