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写真通信 2019.06.10

無料版でも十分楽しめる!VSCOの無料フィルター全種類ご紹介します

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こんにちは、o です!

せわしなく過ぎてしまう日々の中、いくつの大切な瞬間を「記憶と記録」に残せるのかと、いつも必死になっている私。

写真を始めて、かけがえのない日々の大切さとか、残したい瞬間の多さとか、儚さを常に追ってしまう気がします。

だから、気づいたら1日600枚くらいシャッターを切っていたなんてこともあったり。

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▲ Photo by @r_t9n0

私は写真を撮ったら撮りっぱなし……ということは少なく、必ずと言っていいほどレタッチをします! なぜなら、記憶の中にある色やそのときの楽しかった雰囲気を再現したいから。

電車に乗って暇なとき、待ち合わせで少し早く着いてしまったとき……などなど、暇さえあればいつでもどこでもレタッチしちゃうんです。

そんな私が本気で紹介したいアプリ。それが「VSCO(ヴィスコ)」です。

聞いたことのある方も多いかもしれないですね。個性的に仕上げたいときも、フィルムっぽさを出したいときも、さまざまな好みに合わせて使えるなと思っています!

そして今回は「VSCO」の中でも無料で利用できるフィルターについてお話していきます!

有料版に切り替えることで、たくさんの種類フィルターを使えるのですが、無料版でめちゃ楽しめているので今回は無料版のフィルターのご紹介! どんなシーンでおすすめなのか、個人的におすすめしたいレタッチのやり方などお話していこうと思います!

VSCOのフィルターの種類と特性

まずはどんなフィルターがあるのかざっくり見ていきましょう!

VSCOにプリインストールされているフィルターは、モノクロとカラー合わせて10種類。今回はカラーのフィルターについて詳しく説明していきたいと思います! モノクロはまた今度の記事でたっぷり魅力を語らせてくださいね!

元の写真とフィルターをかけた写真、それぞれをお見せしていくので、仕上がりの変化にご注目いただきたいです。それではさっそく!

「C1」

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▲元写真

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▲レタッチ後

鮮やかな色の中にも切なさを感じるフィルター。

ハイライトにピンクが入り、シャドウに青緑色が乗ります。コントラストは高めなので写真がはっきりします。

どの季節やシーンでも使いたくなる私も大好きなフィルターです。ちなみに私は秋のオレンジ色と、何気ない日々の写真にこのフィルターを使いたくなります。

「G3」

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▲元写真

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▲レタッチ後

色がしっかりと出てくれて、鮮やかさを持ちつつも淡さを出せるフィルター。

コントラストが高く、シャドウ部が濃く出ます。また、ハイライトには黄色が乗り、ほんの少しの懐かしさを作り出すことができます。

このフィルターが作る青色や緑色がとても綺麗で、よく使っています。

「T1」

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▲元写真

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▲レタッチ後

全体的にフェードが強くかかり、シャドウ部が質感のある写真に仕上がるフィルター。

鮮やかさが少し抜けて、全体に落ち着きが出ます。私のイメージとしてはどこか優しい感じに仕上がるフィルターです。

シャドウ部がフェードによって落ち着き、シャドウの多い写真でも黒の主張の強さを弱めた印象になるなと思っています。サンタクロースの写真(下列真ん中)がその例です。

「M3」

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▲元写真

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▲レタッチ後

全体的に彩度が抑えられ、少し茶色っぽく、懐かしさを感じさせる写真に仕上がります。

こちらも少しフェードがかかり、シャドウが落ち着いた雰囲気に。マットな質感を出すことができて、優しさが感じられる写真ができあがるんです。

「M5」

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▲元写真

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▲レタッチ後

空の青色が薄まり白っぽく、そして全体は赤茶色っぽくなります。コントラストは高めですがどこか淡さも忘れないこのフィルター。今回真剣に向き合ってみたら、好きになっちゃったフィルターです。

黄色がオレンジ寄りの色合いに変化するので少し温かみのあるレタッチになります。赤色との相性が良いので、上の作例にも赤色のモチーフの写真を2枚入れてみました!

「F2」

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▲元写真

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▲レタッチ後

シャドウに青紫色が少し入り、写真全体が青色に寄ります。白がはっきりとした色合いになるのもこのフィルターの特徴のひとつ。淡い感じを出したいときにも使えます。

作例の中心にある写真は、光と冬の雰囲気がとても綺麗に描写できていて、個人的にもお気に入りです。

P5

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▲元写真

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▲レタッチ後

かなり色味の変化がみられるフィルター。

そのまま使うと全体に青色が強くかかり、緑色や黄色のところが茶色っぽく変化し、かなり独特な写真になります。ついでに、赤色がくすんでいて「この赤いいな~~」となりました。

もう少しナチュラルな感じにしたいときは、フィルターをかける強さを調整してみましょう。



シーン別に考える、おすすめフィルター

次は、シーン別におすすめしたいフィルターをお伝えさせてください!

「右も左もわからず初めてレタッチする、いまいちどのフィルターが良いのかわからない」なんて方には、まずこの例から試してみていただけたら嬉しいです!

「へ~~こういう使い方もできるのか」と感じていただけるような気がします。

そのうち、レタッチに慣れてくるとこだわりが出てきて、自分なりの「これのほうが好きだーーー!」が出てくるはずです!

「カフェ」

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これは「T1」でレタッチしたもの。

フェードが強く出る「T1」でしっとりさをプラスして、暖色の明かりのつく店内の穏やかな雰囲気を壊さないようにしました!

ごはんの色も変化が少ないため、食べ物系のレタッチにも向いているなと思っています!

ちなみにこの写真のレタッチの詳細はこちら!

露出コントラスト色温度ティント彩度肌の色シャープ処理
−1.5+3.1−3.3+0.5+0.4−0.6+2.9

フェードが強すぎると感じてしまうときは、コントラストを上げると輪郭がはっきりしてきます!

また、店内の明かりの暖色が強いときには、色温度を少し下げてバランスを取ると良い感じに仕上がるのでおすすめです。

「海」

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海や海面など水系は青の色が映える「C1」「G3」「P5」が個人的におすすめです!

露出コントラスト色温度ティントシャープ処理
+3.5+0.5+0.5−0.7+2.3

ちなみにこの写真を撮ったときの天気はくもり。かなり海面はかなり暗くて、元の写真はシャドウが多い状態でした。

そんなときは、シャドウにきれいな青が入るフィルターを選ぶと、海面に色が乗って、記憶の中にある海の色に近づいた気がします!

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「P5」はフィルターそのままだと全体にかかる青が強すぎてしまうので、フィルター自体の強さを少し下げて使っています!

フィルター露出コントラストシャドウ色温度ティント
+8.0+2.8+1.2+4.8−1.5−3.0

砂浜がややピンク色に染まっていたのでティントを下げることで色味を調整しました!

「街」

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街ってレタッチ次第でいろいろな魅せ方ができます。その中でも透き通ったこんな感じの空気感を出したいときには「C1」がおすすめ。

露出コントラスト色温度ティント肌の色シャープ処理
+3.3−0.6+0.3−0.5+0.7+2.7

フィルターによって肌の色に違和感が生まれたときは、肌の色の項目を調整してみましょう。多くの場合、それでなんとか人間らしい色を取り戻すことができます!(笑)

プラスすると黄色っぽく、マイナスすると赤色っぽくなります。ちなみに私は、ポートレートを撮影するときには、必の肌の色を微調整しています!



私が推しに推してるフィルター4選

ここからは私がおすすめするフィルターのご紹介です!

ご紹介するのは全部で4つ。先ほどもご紹介した「C1」「G3」と、VSCOが今のバージョンになる前まで無料でダウンロードできた「HB2」「A6」です。

これらは、私がもっともよく使うフィルターたち。

基本的に撮ったときの感情や雰囲気でレタッチの方向性を決めているのですが、これら4つはオールマイティーなので本当によくお世話になってます!

(「HB2」「A6」は現在有料になってしまったのですが、奇跡的に無料ダウンロードしてある方はぜひ一度試してみてくださいね……!)

さて、まずはすでにご紹介しました「C1」

先ほどは海や海面などを撮影していましたが、より日常を切り取った写真を例に挙げて見ていきます。

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露出コントラストシャドウ色温度ティント彩度肌の色シャープ処理
−7.0+1.6+8.0−1.3+0.1−1.0+1.5+3.4

レタッチのポイントは「みかんがおいしそうに見えること」と「肌の色が不自然にならないこと」。

フィルターをかけたままの状態だとみかんの色合いが鮮やかすぎたので、彩度を少し落としました。そして肌も赤味が強かったので、色温度と肌の色で調節しています。

また「C1」は緑色の発色がとーーってもきれいなのでご紹介させてください!!

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露出コントラスト色温度ティント彩度シャープ処理
+1.7+0.2−0.5−0.5−0.3+2.6

いきいきと鮮やかな緑色に思わず心が踊りますよね?自然とも相性ばっちりなフィルターなので、ぜひぜひ使ってみてくださいね!

続いては「G3」

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露出コントラスト色温度ティント彩度粒子ビネット
+1.0+1.0−0.8−1.1−0.6+4.0+3.3

彩度を少し落とし、粒子とビネットをプラスしてフィルム調に仕上げてみました!

「G3」の表現する深緑の色合いがすごく好きで、結構使っています。代わりに、空の青色が抜けてしまいますが、フィルムの鮮明に映らない感じが表現できるので、私はかなりお気に入り!

お次は「A6」

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露出コントラストシャドウ色温度ティント
−1.0+1.0+1.4−2.2−3.7

黄色と青色が抑えられるので、色が抜けてしまったように感じるこのフィルター。フィルムのような褪せた雰囲気を表現できるので、かなり好きなんです!

ディズニーでは、エリアやアトラクションなどによっては全体的に彩度が高くなりがち。そこで、色味をちょっと落ち着かせるためこのフィルターを選びました。

「A6」の難点は、海とかだと青の感じが抜けすぎて海感が出なくなってしまうことと、人の肌が白くなりすぎてしまうこと。そんなときには色温度、ティント、肌の色を変えてみると自然な雰囲気に!

ちなみに、ディズニーはとっても楽しかったです!!! いえい!!!

そしてそして最高に大好きなのが「HB2」

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露出コントラストシャドウハイライト色温度ティント彩度肌の色フェード
+1.6+1.4+5.2+3.8+0.4−3.7+2.0−6.0+1.4

シャドウに入る青緑色と、赤とくに朱赤具合がたまらなく好き!!! ポートレートでも、カフェでも、街の写真でも、なんでもこのフィルターに頼っています!

かっこいい系でも相性抜群ですし、エモい感じを出したいときにも使えちゃうんです……最高なんです……。

ちなみにこの写真は私のTwitterでもちらっと載せたので、私のコアなファンの方がいらしたら「あ。これみたことある」ってなるかもしれません……!(そんなことあったら…本当にうれしいなあ……)



VSCOでときめく色を見つけてみませんか?

レタッチってとっても悩むし、自分の好きを表現するのって結構難しいと思います。いまだに自分らしい色って何だろうと思うことも多いです。

その日の天気だったり、光の強さだったりでレタッチの雰囲気が左右されることも少なくありません。

だけどたくさん迷って、たくさんいろんな色味を試してみて、その中で自分の色をのんびり見つけていけばいいと思っています。

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唐突に「あっ。好き」とときめくこともあります。だから、もし今苦手だとしてもレタッチはしてみてほしい。

焦らず、ゆっくり。いつか答えは出るはずだから。この記事が誰かのときめきに繋がりますように。

以上、o でした。

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  • VSCO

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