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写真通信 2019.07.10

初の写真展「あおせの展」を振り返って。準備から開催まで、大変だったこと、楽しかったこと

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こんにちは、葵です。

いきなりですが、私、友人のフォトグラファーと4月に原宿で写真展「あおい日々をせのびして展」(以下、あおせの展)を開催しました!

初めての挑戦で不安だらけでしたが、得たものはその何倍もあったように思います。

そこで今回は、あおせの展を振り返りながら、準備についてや大変だったことなど、展示をしてみたいなぁと考えている方に参考にしてただきたい、写真展の裏側をお話をします!!

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あおせの展のはじまり

あおせの展のスタートは、2019年の1月に遡ります。

以前から、何かの機会で展示をしてみたいなぁと思っていた私。そこで、同い年の友人のフォトグラファー(senobi @senobi_hyp)に話を持ちかけたのが、今回の写真展の始まりです。

たくさんの想いを込めて行なった初の展示。2人でたくさん相談しながら、展示名やフライヤーなどに工夫を凝らしました。

たとえば、展示名の「あおい日々をせのびして展」は、私の名前の「葵」と友人の名前の「senobi」に由来しています。

また、青い日々である高校生活や、大人になろうとしている17歳の私たちを表していたりします。

フライヤーで使用した2枚の写真は、過去に2人で企画したイベントでそれぞれが撮ったものです。フライヤーデザインは、たくさんの意図を伝えながら友人にお願いしました。

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4月1日から3日間かけて行なった展示の来場者は、合計で約300人でした。想像していた数より大きくて嬉しかったです!!!

さて、ここからは、展示を実際に開催するまでを順番に振り返ります。さっそく準備編、当日編に分けて詳しくお話していきますね!



準備編

まず、展示を行うための準備として取り組んだことは以下の5つです。


  1. 会場と日時の決定

  2. 写真の展示方法の決定

  3. 物販内容の決定

  4. 展示写真の印刷

  5. 展示用のSNSアカウント開設

少しボリューミーなのですが、写真展では準備がなにより大事……! 順を追ってご説明するので、お付き合いください!

①会場と日時の決定

展示を開催すると決めたら、会場と日時はなるべく早く考えるべきだと思います。展示を早めにお知らせできたり、打ち合わせや準備を計画的に進めるためです。

今回は、2人ともが学生であることを考えて、春休みの期間の中から空いている日を選びました。

また、展示会場に選んだ「デザインフェスタギャラリー」は、私の好きなフォトグラファーさんが以前展示を行なっていた場所です。「いつかここで展示をやりたい」と夢見ていたため、すぐさま会場として決定しました。

(※「デザインフェスタギャラリー」は、JR原宿駅から歩いて数分のところにある、年中無休で入場料無料のギャラリーです。オリジナル作品であれば国籍・年齢を問わず誰でも出展ができちゃいます。展示料金もお手軽なようなので、展示を検討している方にはおすすめです……!)

ちなみに、会場の下見は、初めての打ち合わせのときに合わせて行いました。
展示前に、自分の目で会場を見ておくことで、展示方法や空間の作り方などのイメージが掴みやすいと思います。

下見の際に開催していた展示を見て、作品の配置や貼り方なども勉強してきました。

②写真の展示方法の決定

「デザインフェスタギャラリー」では、展示スペースの壁に作品をマスキングテープで貼りつける展示方法のみが許されています。

そこで今回は、印刷した写真をマスキングテープで直接壁に貼ることにしました。

また、今回はチャレンジできなかったですが、他にも、写真のサイズに合わせてカットした発泡スチロールを台紙にして壁に貼るといった、写真を立体的に見せる方法も。

会場の広さや雰囲気などに合った展示方法を考えるのも楽しそうです。

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③物販内容の決定

以前から、私はいつか今まで撮ってきた写真を紙に印刷してじっくり見てもらいたいなぁと思っていました。そこで、この機会に日常の写真を収めた小さなフォトブックを10冊作って販売しました。

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冊数が少なくなってしまった理由は、フォトブックにかける資金があまりなかったこと、購入してくれる人がどのくらいいるのか不安だったこと。TwitterやInstagramなどのアンケート機能を使って、おおよその数を把握していればよかったなぁと思います……。

また、ほかにも、2人で撮影した写ルンですの写真や、はがきサイズのポストカードを1枚100円で販売したりしました。

ちなみに、売上はというと……写真展にかかるすべての費用を考えると赤字でした。でも、それ以上に価値のある経験ができたと思っているので、どうってことないです!

④展示写真の印刷

今回の展示では、とくにテーマを定めていません。2人が日頃撮り溜めている写真を展示することが目的だったので、見てもらいたい写真をばんばん印刷しました。

展示写真についてこだわった点は、印刷方法とサイズです。

マット印刷は、通常の印刷と比べて表面のツヤがなくしっとりとした質感に仕上がります。光沢がないので、展示会場でも見やすくなると考えました。

サイズは、基本的には「はがきサイズ」で統一しました。
六つ切りを始めとした大きいサイズも考えていたのですが、展示する空間とのバランスをみて決めました。

ちなみに、展示を終えた今は、展示した様子を想像しながら展示する写真のサイズや量を決めるのがすごく大切だと感じています。サイズが大きかったり、量が多かったりすると、展示空間全体が窮屈な印象になってしまうためです。

⑤展示用のSNSアカウント開設

最後に、展示用のTwitterアカウントも開設しました。使い方としては、展示までのカウントダウンを日替わりの写真と共に投稿したり、販売するものについてお知らせしたり。展示の期間中も、お知らせをするのにとっても役に立ちました〜〜!

Twitterの投稿の様子です ↓
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それと「#あおせの展」のハッシュタグを作って、感想と一緒に投稿してもらえるようにしました。実際、自分たちもたくさん使いました。とっても便利でした!

長くなってしまいましたが、準備編はここまで。続いては、当日編のお話です。



当日編

約2ヶ月の準備期間を終え、ついにやってきましたあおせの展の当日。前日の夜からドキドキが止まりませんでした。

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朝早く原宿駅に集合し、オープンの1時間前から大急ぎで会場の準備をします。デザインフェスタギャラリーでは、当日のオープンの1時間前からしか会場入りできないためです。

マスキングテープでひたすら輪っかを作り、無心で写真を貼っていく作業。インスタライブをしながら準備しようかと話をしていたのですが、しゃべっている暇もなく……猫の手も借りたいくらい大変でした……(笑)。

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写真以外にも、小物としてのお花や、自分たちを知ってもらうための名刺やカメラ、等身大の自分たちを表現するため制服のリボンを置きました! 窓から入る光が良い感じの場所でした。

大急ぎで展示準備を終えたのも束の間、いよいよオープンです……!

オープンとほぼ同時に来てくれた方もいらっしゃったので、嬉しいと同時にびっくりしました! 最初はちらほらと、そして徐々にお客さんの数も増え……ずっとドキドキしていました。

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展示中の様子です。仲の良い学校の友達も来てくれました! 嬉しい!

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これは感想を自由に書いてもらうノートの様子です。

わざわざ足を運んで写真を見に来てくださった方達のコメントは嬉しいものばかりでした。後から読んで、ちょっと泣きそうになったのはここだけの話です(笑)。

また、嬉しいことや自信に繋がることがいくつもあったのですが、実は困ったこともありました。

ちゃんと計算して印刷したはずの名刺が足りなくなったり、逆にフライヤーが余ったり……。事前の準備の詰めが甘かったなと思います。反省点は前向きに捉えて次に繋げようと思います!

この3日間は、自分の写真を見てもらえるだけでなく、いろいろな人との出会いもたくさんあってとにかく刺激的でした。

来場者の方からの意見を直接聞けたり、自分の写真と向き合うきっかけにもなりました。もっと成長してまた写真展を開く目標もできたので、本当に展示をやってよかったなぁと思います!!



これから展示を少しでも考えている人へ

あおせの展の振り返りはここまで。

最後に、展示をしてみようかなぁと考えているけれど、何を始めたらいいんだろうと頭を悩ませている方へ、少しメッセージを届けさせてください。

まずは、何から始めたら良いのか悩んでしまったら、自分の足でいろいろな展示を見に行くのがいいと思います!

テーマ、タイトル、展示方法、会場だったり……実際に自分の目で見ることで、展示のイメージを膨らませるヒントが見つかるかもしれません。

あおせの展の会場でもあった「デザインフェスタギャラリー」でも、毎日さまざまな方の展示が開かれています。まずは、気軽に足を運んでみてくださいね!

今回、実際に展示を行なってみて、思っているほど展示のハードルは高くないことを実感しました。もちろん大変なこともありますが、経験することで得るものは大きいはず。色々と試行錯誤するのも楽しかったです。

この記事が、なにか一歩を踏み出すきっかけになってくれたら嬉しいです!

キーワード

  • 展示会
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