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写真通信 2019.08.23

[保存版]水族館での写真の撮り方。6時間撮影して、5つのコツとレンズ選びを考えた

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[この記事はRentioの提供でお送りいたします。]

こんにちは、涼です!!

みなさん夏ですよ、夏。何か夏っぽいことってされましたか?

何をするにも汗だくになる季節だと思うんですが、涼しく撮影できつつ、幻想的な世界を収めることができる場所を見つけてしまったんですよね。

それがどこかと言いますと……


あの、水族館って知ってますかね?

「?。知ってるよ」という冷たい目線を向けられているのが、スマホ越しに伝わっています。すみません。

ということで、今回のテーマは水族館! もっと言うと「水族館の撮影で、ミスを少しでも減らすための心得とレンズ選び」でございます。

僕、カメラを始めた頃は水族館ばかり撮っていたんです。ただ、ブレるし、

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ピントが合わないし、

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それはそれは、お気に入りの写真が撮れなかったわけですね。

そこで、今回は、6時間ほど新江ノ島水族館に籠もりまして。うんうん唸りながらたくさんの写真を撮ってまいりました。

そこで気がついた、ミスを減らす方法をまとめましたのでぜひ参考にしていただけたらと思います!

撮影前にこれだけはしっかり心に留めよう!5つのコツ!

水族館の撮影に苦戦する理由、正直なところいろいろあります。ただ、ここでは、コツを5つにまとめてみました!


  1. ISO感度は上げるが、上げすぎない!f値は開放で

  2. ピントを合わせる

  3. 水槽に対して正面から撮る

  4. 辛いながらも頑張って構図を作ってみる

  5. 待つ!!!

5つをすべて守るからといって絶対に良い写真が撮れるとは、正直なところ保証できません。しかし、ミスは減るはずです!

それではいきましょう。

①ISO感度は上げるが、上げすぎない!f値は開放で

水族館はどうして撮影が難しいのか。理由のひとつは、暗いからです。

写真は、一定の光を取り込むことによって完成するので、一定光を取り込めるまでシャッターを長く開きます。そのシャッターを開くための時間が、ブレに繋がるのです。

そこで、まずはシャッタースピードを一定以上に保ちましょう。生き物の泳ぐスピードにもよりますが、1/100〜1/120あたりに設定するのがおすすめです!

ISO感度を上げ、f値を小さくすると、シャッタースピードを速く保つことができます。

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関連記事:カメラ初心者必見!誰でもキレイな写真が取れるようになる3つのポイントとは

ISO感度を上げれば上げるほどシャッタースピードは速くできるのですが、上げすぎにはご用心。上げれば上げるほど、画面にノイズが多くなってしまうんですね。

こちらはISO感度51,200で撮った写真です。ガサガサですね...。

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ノイズの大きさとシャッタースピード、どちらかを取らねばならないシチュエーションですね。このような場合は、ノイズを許せる範囲までISO感度を上げるのがおすすめです。

今回、富士フイルムのカメラ「X-E3」を使い、ISO感度800〜1,600で撮影しました。ISO感度が2,000以上だとちょっと荒れが目立つようだったので、それ以下をキープしています。

使うカメラのメーカーやセンサーサイズによって数値は異なってくるので、撮影しながら良い塩梅を探してください!

②ピントを合わせる

撮影する上ですごく当たり前のことを言いました。しかし、水槽の中で動く魚にピントを合わせるのって、実はめちゃくちゃ難しいんです……。

撮りたい生き物を追いかけながら撮影していると、動きが早いあまりにピントが合いません。もしくは、身体の一部分のみに変にピントが合ったり。とにもかくにも、難しい。

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ということで、おすすめの解決方法は「決め打ち」です。1点にピントを合わせて、生き物が来るのを待ちましょう。もう、待機戦です。

基本はオートフォーカスで問題ありません。少し根気が必要ですが、じーーーーっとカメラを構えて、待つ。追うより、待つ。大事なことなので2回言いました。

また、水槽の中には、まばらですが光が差し込んでいます。その光のある位置にピントを合わせておくと、より確実にピントを合わせられました。

泳ぐのが遅い生き物を撮影する場合は、マニュアルフォーカスで撮影するのもアリです。いずれにしても、自ら追うのではなく、ベストタイミングが訪れるまでの辛抱、なのかなと思います。


ちなみにこれは、餌につられてやってきたカワウソくんを撮影したものです。1点にピントを合わせて撮影しました。

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「ちょこまか動きやがって...。けどかわいいから許す……」と、複雑な心境でした。

③水槽に対して正面から撮る

ピントが合わせにくかったり、構図を作りにくい理由。それは、水槽がかなり厚いからです。光が屈折するため、歪んだ写真が撮れてしまうのです。

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良い感じにくねったおしゃれな水槽を見つけたり、館内が人混みだと、斜めに魚を撮ろうとしてしまいがちです。ただ、歪みを押さえるために、できるだけ水槽の正面から撮影するように心がけましょう!

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④辛いながらも頑張って構図を作ってみる

ここまで読んでいただきありがとうございます。

「?。むずくね?」と思っている方、同感です。ただ、もう少しお付き合いください。

これまでご紹介した3つを踏まえて、設定やらピントやら立ち位置を調整しつつ、構図を作ってみましょう。

3分割線上に被写体を配置するのもいいし、真ん中に配置するのもいいかなと思います。

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こちら、アカクラゲというらしいのですが、撮っている間ずっと揺らめいていて、幻想的でした。クラゲってずっと見てしまう魅力がありますよね。

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いろいろな構図のお話はこちらの記事でもご紹介しています。よければ、合わせてご覧くださいね。

関連記事:[保存版]写真始めたてのかた必見!初心者が最初におさえておくべき構図9選

⑤待つ!!!

1〜4までのコツを意識したら、あとはこれです。

「「「待ちましょう」」」

魚を追いかけながら撮っても、なかなかすぐにピントを合いません。加えて、その場で構図までを作るのは本当に難しいです。

決めた構図に魚がふらふら来るのを待つしかないのです。芸術は我慢なのです(?)

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お気に入りのこの写真。撮るために、10分くらいカメラを持ったまま待ち構えていたことはここだけの秘密です。

お気に入りの一枚のために待ちましょう!

【+α】レタッチ前提で撮影する

5つのコツを読んでいただいたらわかるかと思いますが、水族館って、撮影そのものがもう大変なんです……。光が無いし、暗い部分はゴワゴワするし、ブレるし……。

ただ、撮影が多少うまくいかなくても、レタッチでカバーできる範囲が大きいです! 怯まずにたくさん撮影しましょう!!

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ISO感度を上げすぎて出てしまったノイズを消したり、影になった部分を明るくしたり、被写体のシャープをあげてくっきりさせたり。

レタッチをする前提で撮影しましょう。撮影時に完璧まで追い込めなくても、あまりショックを受けないように……(笑)。



結局、どんなレンズを持っていたらいいのが撮れそうなのか?

今回の撮影は、f値が低い「単焦点レンズ(FUJINON XF35mmF1.4 RFUJINON XF 56mm F1.2 R)」、遠くを引き寄せて撮れる「望遠レンズ(FUJINON XF 100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WR)」、広い視野で撮れる「広角レンズ(FUJINON XF 10-24mmF4 R OIS)」をお借りして持っていきました。

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お借りしたのは、PhotoliでもはやおなじみのRentioさんです。

借りようと思いレンズを選んでから決済完了まで5分以内。しかも、17時までに手続きを完了するとその日に発送してくれて、配送先が関東の場合は次の日には届くんです(最短の場合)。便利すぎるんですよね。

夏にお出かけするときに「広角レンズを使いたい」とか「購入前に一度試してみたい」と感じることって結構ありますよね。そういうときにぴったりです。

ダメな点は……いろいろ考えたのですが、実は、びっくりするくらいに何もありません。自分たちが心からおすすめしたいサービスと協力しながら記事をお届けできるのは、本当に幸せです……。

話が横道にそれました。

さて、上にまとめた5つのコツを踏まえた上で、どんなレンズがあったら撮りやすいか考えてみました!

「絶対に持っていきたいレンズ」と「あると便利なレンズ」に分けてご紹介します。それでは、いざ!!!

[これは欲しい]f値が低いズームレンズ、または単焦点レンズ

まずは、いずれか絶対に1本は持っていきたいレンズから。f値が低いズームレンズか単焦点レンズです。

コツ①でご紹介した通り、ブレを防ぐためにある程度のシャッタースピードを確保しなければなりません。その上、ISOは上げすぎてしまうと、ノイズが気になってしまう……。そうなると、f値の低いレンズで明るさを求めたくなりました。

今回、僕は「FUJINON XF35mmF1.4 R」と「FUJINON XF 56mm F1.2 R」を交換しながら撮影していました。単焦点も撮影しやすかったですが、f2.8通しのズームレンズがあっても良かったなと思います!

[あったらステキな撮影ができそう]広角ズームレンズ

ここからは、持っていたら便利なレンズのご紹介を。まずは、広角ズームレンズから。

広角レンズがあると幅が広がります。なぜなら、人間の視野よりも広く景色を切り取ることができるから。

多くの水族館で見かける目玉の大水槽を撮るときに広角レンズを使うと、ダイナミックで迫力満点な構図で撮影できます。

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今回は館内撮影の他にイルカショーも撮影しました。広角レンズでは、ショーのステージ全体を入れて撮影することができるので、楽しかった日の記憶が蘇ります。

撮影した写真を後から見返したときに「あ、楽しかったな……」と思えて、にやけました。

イルカショーほんとすごかった……。

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ショーの撮影は、館内撮影のように分厚い壁やくせ者の光がありません。それに、屋外は明るいので設定も難しくないのが嬉しいところ。

シャッタースピードが速い状態で、イルカが水から飛び出してくるタイミングに合わせてシャッターを切るのみです。

ただし、自由には動き回れないのがショーの難しいポイントです。座っている場所からは動けないので、ズームレンズを駆使して構図を作る必要があります。

そのため、広角ズームレンズがあると、広角も撮影できるし標準域も少し含まれるので、万能です。ショーにも行くなら、ぜひ持っていきたい1台……!

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[あったらステキな撮影ができそう]望遠レンズ

広い範囲を写す広角ズームレンズも便利ですが、細かな場面を写す望遠レンズもかなり便利です。

なぜなら、自分の席から動けないショーの最中にズームができると、いろいろなシーンを撮れて写真の幅がかなり広がるからです!

望遠レンズって、人間の視野よりかなり狭い範囲のみを写す分、かなり遠くの景色を引寄せて撮ることができるんです。

飼育員さんとイルカのコミュニケーションを撮れたり、

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イルカの表情を撮れたり。

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ちょっと重いし、でかいけれど、持っていると安心な一本です。

また、望遠レンズは値段が軒並みお高いので、ピンポイントな日程やシチュエーションなどで使いたい場合にはレンタルが便利です……。



やっぱ水族館って童心に帰らせてくれるのよ

はてさて、いろいろ書きました……!! 参考にはなりましたでしょうか……?

もしも参考になっていたら、水族館で6時間撮影した甲斐があります(笑)。


写真を始めた頃から撮っていた水族館。

何も考えずにひたすらシャッターを切っていたあの頃だったり、家族に連れてきてもらってはしゃいでいた頃だったりの記憶が蘇ってきて、なんだか感慨深い気持ちになりながら記事を書きました。

ご紹介した5つのコツを意識して、ワクワクした気持ちごと1枚の写真に残してみてください……! そして、撮影した写真、ぜひ見せてくださいね〜!

それでは! 涼でした!

使用したカメラ

FUJIFILM X-E3

FUJINON XF 10-24mmF4 R OIS

FUJINON XF 100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WR

FUJINON XF 56mm F1.2 R

FUJINON XF35mmF1.4 R

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