
[この記事はRentioの提供でお送りいたします。]
こんにちは! フォトグラファーの古性のちです。
私は街中や旅先で猫を見かけると、猫の鳴き真似をしながら全身全霊かけ愛を注いでしまう猫好き人間です。
できればこの愛くるしい姿を何百枚でも写真に収めたい。でも、動物って思い通りのポーズをしてくれなかったり、素早くてうまく写真に収められなかったりします。
私の実家でも3匹猫を飼っているのですが、両親から送られてくる写真は、猫が動かない=眠っている写真ばかり。もちろん、それも十分かわいいのですが、できれば元気に遊んでいる姿や、ふとした日常の表情だって愛でたい……と思うのです。
ということで、今回は「愛猫のいろいろなポーズを撮りたい!」「旅先や街で猫を撮りたい!」な、猫好きの方に、もっと猫をかわいく切り取る撮り方と、おすすめのレンズたちをご紹介します!
撮影に使った機材はFUJIFILM「X-E3」とレンズ3本
撮影で使用するカメラは、FUJIFILMさんから発売されているX-E3。Photoliではおなじみ、機材のレンタルサービス「Rentio」さんでお借りしました。
普段は重いカメラばかり使っているので、X-E3は軽量でびっくり。フィルム調のアナログな質感を再現する「フィルムシミュレーション」機能が付いているので、いろいろな雰囲気の写真が楽しめるのも魅力的です。
あんまりカメラを使ったことがないけれど、ペットの撮影用に新調してみたい。そんな方の、初めて触るカメラにも良いかもなと感じています。
また、今回はRentioさんでレンズをお借りして、3つのレンズを使い分けながらペットの撮り方をご紹介していきます。
使用したレンズは「XF 90mm F2」「XF 10-24mmF4 R OIS」「XF 23mm F1.4 R」。
それぞれのレンズでの写り方に注目しながらご覧いただけたら嬉しいです◎
撮影前にしておきたい準備
カメラとレンズを準備して「バッチリ!」と意気込むのは……実は、まだ早いかも。シャッターを切る前に、ペットの愛くるしい表情をしっかりと撮影するために準備しておきたいことがあります。
- カメラの設定
- ペットの好きな小道具
- 時間帯
の3点です。順を追ってご説明していきますね。
【カメラ編】
まずはカメラ側の設定から。猫の素早い動きを捉えるために、シャッタースピード(右のダイヤル)を1/500くらいに合わせます(この状態でも動く猫を捉えられないときは、一段階速くしてみてください)。
次にISOの設定。ISOは数値が高ければ高いほど光を取り込む量が増えるので明るくなりますが、その分画質が荒くなってしまうデメリットがあります。
今回は部屋の中に光が十分あったので、640に設定。「まだ暗い」と感じる方は、800くらいまで上げても画質に大きな影響が出ません。
【道具編】
次に、猫がカメラに寄ってきそうなアイテムを用意します。左からまたたび(スプレータイプ)・またたび(粉タイプ)・おやつのにぼし・お気に入りのおもちゃ。
猫のお気に入りアイテムは「この辺で写真撮りたいなあ」の場所に誘導するときに便利です。写真は、好物のにぼしに釣られて寄ってきた我が家のチャールズ。
【時間編】
最後に、時間。「暗いところでの撮影は難しい!」ので、慣れてくるまでは、明るい時間がおすすめです。撮影する室内に光がたくさん入ってくる時間帯を選びます。
我が家は朝の9時頃〜12時頃に光が入ってくるので、この時間帯に撮影しました。
この時間帯に、先ほどのカメラの設定で撮るとこんな感じの写真が撮れます。ちなみに、朝なのでまだ眠そう。かわいいです。
猫をかわいく切り取る、オススメの撮り方
次に、愛猫をより狂おしいくらいかわいく撮影するために見つけた6つのtipsをご紹介します。
「同じような写真が並んでしまう……」な方は、これらのコツを試しながら、よりかわいらしく猫が写ってくれるショットを探してみるのがオススメです。
その1:猫目線で写真を撮る
まずは目線。視線を猫の世界まで下げてカメラを構えると、表情をよりレパートリー豊かに捉えることができます。また、猫が見ている世界をそのまま切り取ることができるので、ストーリーを表現しやすいのも嬉しいポイント。
その2:ピントはなるべく目に合わせる
どこにピントを合わせようか迷ったら、なるべく猫の目(鼻先でもかわいい)付近に持ってくるのがオススメの撮り方。顔がくっきり&毛の部分はふわっと写ります。
その3:パーツに思いっきり寄ってみる
猫のパーツって、なんでこうかわいいんでしょうね。ちなみに私の一押しはしっぽです。お気に入りのパーツにぐっと寄って撮ってみると、写真にいつもと違った味が出ます。
その4:「鼻ちょん」写真を撮ってみる
写真にストーリー感を追加したいときには、自分の手を一緒に写してあげる撮り方がオススメです。右手でカメラを持って、猫の鼻先に左手を出して撮る「鼻ちょん」写真は、コミュニケーションのぬくもりが感じられる、最高にキュートな1枚です!
その5:あえて逆光を狙ってみる
光が猫の毛に反射するので、ふさふさした柔らかそうな写真を撮れます。光が入りすぎて猫が真っ黒になってしまう場合は、正面ではなく、立ち位置を少し斜めに移動すると◎
その6:猫全体を写さず写真に余白をつくる
猫の全体を写さず、注目してほしい部分だけを切り取ると主題の存在感が引き立ちます。今回はお風呂の蓋の上ですやすや眠る猫の表情に注目しパシャリ。お気に入りポイントはほっぺに添えられた手です。
いろいろなレンズで撮ってみる
最後は、レンズを変えながら猫の姿を切り取ってみました。
- 遠くからでも猫が撮れる「XF 90mm F2」
- 生活感を入れ込みながら写せる「XF 10-24mm F4 R OIS」
- そのままを切り取る「XF 23mm F1.4 R」
と、豊かな特徴を持つ3本のレンズ。「どんな写真が撮りたいだろう?」を考えながら、レンズ選びの参考としてご覧ください!
その1:XF 90mm F2 単焦点望遠レンズで切り取る「猫のパーツ」
最初はこちら。遠くからでも愛猫をばっちり写すことのできる、望遠レンズです。かなり近くまで寄れるので、普段写さないような切り取り方にチャレンジできます。
まずは猫耳。ふわふわの毛までくっきり写ります!
うとうとしている猫を起こさずに、横顔をキャッチできます。背景もふんわり。
もちもち愛くるしいクリームパンのような手もこの通り。
遠くから猫を狙えるので「我が家の猫、恥ずかしがり屋なのでカメラを向けるといつもどこかへ行ってしまう……」みたいな方におすすめのレンズです。
その2:XF 10-24mm F4 R OIS 広角ズームレンズで切り取る「猫のいる生活」
次はこちらの広角ズームレンズ。最大10mmまで画角を選ぶことができるので、猫の近くから撮影しても「猫のいる空間」ごと切り取れちゃうんです。
カメラのキットレンズ(標準ズームレンズ)だとこれくらいの画角なのですが……
じゃん。
広角だとこんな感じに写ります。広くて、猫の暮らす空間ごと空気感たっぷりで切り取れるのが魅力的。
ちなみに我が家の猫部屋は散らかっているのであまり活用できませんが「お家全体を見せたい!」みたいな方にもおすすめのレンズです。
その3:XF 23mm F1.4 R 単焦点レンズで切り取る「見たままの猫を切り取る」
このレンズのポイントは「ほぼ目で見ている世界を切り取れる」こと。リアルな手触りを写真に残すことができます。また、F値を最大1.4まで絞れるので、ふんわりした写真を撮ることも得意です。
大好きなおもちゃで遊んでいる瞬間をキャッチ。このとき私は、左手でおもちゃを持って、右手でカメラを構えてシャッターを切っています。
背景が優しくぼけるので、被写体の猫がくっきり写ってくれました。ちなみにシャッタースピードは最初に設定した1/500で撮影しています。
目で見た範囲を写せるので、背景にも余計なものは写りにくいのがお気に入りポイント。少し散らかったお部屋でもそれなりに撮影できる画角が嬉しいです。
「寄りや引きではなく、自分の手の届く範囲を撮影したい」な方にはおすすめのレンズかなと思います。
まずは愛猫の「チャームポイント」を引き立てる撮影を
「とはいえ何を撮れば良いかわからない...」な方は、愛猫のいちばん好きな部分を強調するような構図がオススメです。
私はもちもちの手が大好きなので、ついつい写してしまいます。寝ているときに、半分顔を隠しているのとか、もうたまらない……。
今回は、機材レンタルサービス「Rentio」さんでカメラのボディとレンズとをお借りして、我が家の愛猫をとことん撮影してみました。手続きが簡単&決済を17時までに完了すると当日発送などなど、使いやすさ抜群のサービスです。
Rentioさんの最大の魅力は、実際に機材を使ってみて気に入った場合には、そのまま購入ができてしまう点です。
レンタルのみでももちろんOKですし、自分だけの相棒が見つかったなら、それももちろん最高。レンタル後の購入であれば、新品を購入するよりもお得です。家電量販店に足を運ぶ手間もないのがありがたい……!
「ペットをかわいく撮影してみたいけれど、いきなりカメラを購入する勇気は……」なんて方こそ、まずはレンタルから手軽に始めてみるのがオススメ。3泊4日〜借りられるので、たっぷり撮影を楽しめますよ◎
さらに、今回はこの記事を読んでくださった方にぜひ使用していただきたい、レンタル代が10%オフになるクーポンもご用意いただきました。
注文ページで決済を完了する前に「ptLi19nk」のクーポンコードを入力いただくことで、カメラカテゴリの製品のレンタル代が10%オフできちゃいます。
はじめましてのレンタルは、間違いなく今がおすすめ。クーポンコードの有効期限は2020年4月30日までなので、お早めにご利用ください!
最後に、今回使用した機材をざざざっとご紹介しますね。
◎ X-E3(ボディ)
https://www.rentio.jp/products/x-e3
◎ XF 90mm F2 R LM WR(レンズ)
https://www.rentio.jp/products/xf90-f2r
◎ XF 10-24mm F4 R OIS(レンズ)
https://www.rentio.jp/products/xf1024f4
◎ XF 23mm F1.4 R(レンズ)
https://www.rentio.jp/products/xf23-f14r
ぜひみなさんも、愛猫の新しいかわいい写真を増やしてみてください。それでは、最後までご覧いただきありがとうございました!
使用したカメラ
FUJINON XF 10-24mm F4 R OIS
FUJIFILM X-E3
FUJINON XF90mm F2 R LM WR
FUJINON XF23mm F1.4 R
キーワード
- 日常生活
- 猫の撮り方
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