こんにちは、涼です。
早く寒い冬が終わって、暑い夏がこないかな。って思ったんですけど、夏はまったく真逆のこと言っていました。わがままです。どうも。
ここ最近、現行のレンズではなく、フィルム時代に作られた”オールドレンズ”を使うかたが多くなりました。
オールドレンズのこと知りたいです!!という要望が多くリリースした記事がこちら!
関連記事:オールドレンズって何?簡単におしゃれな写真が撮れるおすすめオールドレンズをご紹介
この記事ではいくつかの種類のオールドレンズが紹介されているのですが、特に「Super Takumar 55mm f1.8」について知りたいよ!!という声が多かったのでこの記事を書きました!!
こいつだ!!
きれいですね、かわいいですね。
さっそく、「Super Takumar 55mm f1.8」を紹介していきます!!
ここがすごいぞ!!Super Takumar 55mm f1.8のいいところ!
Super Takumar 55mm f1.8どうなの?買いなの?というかたに向けて、いいところを書きます!!
安い
安いです!!
いや、正確に言うとぜんぜん安くはないのですが、現行レンズと比較すると安いです!
だいたい8,000円から10,000円ほどで買うことができるようです!
これにマウントアダプターを買って、だいたい10,000円から13,000円で撮ることができます!(18年2月現在)
現行の単焦点レンズを買おうとすると一部の例外を覗いてだいたい20,000円以上になってしまうことが多いので、10,000円前後で買えるのは大きいですね。
f値が低い
f1.8なので開放で撮影するととてもボケます!
f値とボケの関係はぜひこの記事をご覧ください!
関連記事:カメラ初心者必見!誰でもキレイな写真が取れるようになる3つのポイントとは
「安い」の部分でも書きましたが、f1.8以下のレンズは比較的値段が高くなる傾向にあるので、安くf値が低いレンズを味わえるのはお得です!
さくっと撮った自然ですが、たくさんボケますね..!玉ボケにとても特徴があります!
低コントラスト
コントラストが低くなりやすいです!
色の差があまり出ず、色が薄くなる傾向にあります!
これは撮影してから加工してないものです。
現行のレンズでは、色がくっきりと出る場合が多いのですがTakumarはコントラスト低めに出ることが多いです!
(「OLYMPUS OM-D E-M1」で撮影のためフルサイズ換算110mmの画角)
一見デメリットなのかなと思いきや、容易にフィルム風な写真に仕上げることできるという点でメリットと捉えることも可能なので、今回はメリットとして書きました。
上の写真をレタッチしたものがこちらです!
低いコントラストの写真だからこそのレタッチが可能です!
ゴースト(フレア)が出やすい
Super Takumar 55mm f1.8のもっとも大きい特徴と言ってもいいんじゃないでしょうか!
ゴースト(フレア)がとても出やすいです!
ゴースト(フレア)を出すことで幻想的な写真を撮ったり、写真にアクセントを加えることができるのでオススメです!
レンズ内で光が乱反射して起こる現象です。
太陽光をレンズに対して斜めにいれることで比較的簡単に出すことができます!
撮影時のコツはこちらの記事に詳しく書きました!
いいところばかりではない!すこし使いづらいところ!
いいところを並べ褒め称えてきたところで、一旦使う上でのデメリットも書いておこうかなと思いますよ!
ただ、むしろこのちょっとダメなところがかわいいという意見が多数あり、むしろいいところともいえるのではないかと思ってます!笑
マニュアルでピントを合わせる必要がある
そうなのです。オートでピントを合わせてくれないのです..!
オールドレンズという性質上仕方のないことですが、自分でピントリングを回してピントを合わせるしかありません。
覗きながらピントを合わせるという点で、一眼レフ(CanonやNikon))ではなく、ミラーレス(SONYや富士フイルム、OLYMPUS)につけたほうが画面がみやすくいいかもしれません!
※ ミラーレス機はMF時に「ピーキング」と呼ばれる、ピントが合っている場所をわかりやすく表示する機能がある
一眼レフにつける場合でもライブビューでみながら撮影するとピントを合わせやすいです!
解像度が現行レンズに比べ低い
これはある意味強みでもあるのかなと思いますが、比較的解像度が低くかつコントラストが低くなることが多いです。
逆にいうとレトロな写真やフィルム風の写真を撮りやすいとも言えます!
Super Takumar 55mm f1.8で撮影した写真
(デメリットとしてあげたけど、むしろいいところとも捉えられるのでは...?と書きながら思いました!)
takumarで撮り歩く冬の景色
そんなこんなでかわいいところもありつつかなり優秀なTakumarさん。
冬のある寒い日、僕が普段から愛用しているボディEOS 5D markⅡにくっつけて街を撮り歩いてきました!
takumarなどのオールドレンズを使う場合は、使用しているボディとTakumarなどのマウント(TakumarはM42マウント)をつなぐアダプターが必要です!!
僕の場合は、ボディがEFマウントなのでボディ側がEFマウント、レンズ側がM42マウントのアダプタを使用しています!
今回はスマホアプリのVSCOを使ってレタッチしています!
色味をけっこう変えているのでTakumarだからこの色がでる!というわけではないです!
Takumarで撮るとレトロな写真に仕上がるので気に入っています!
それでは早速撮り歩きの成果を!!
撮り歩こうと決意した日が大雪が降った次の日だったので、積もった雪を撮ってました!
背景にある雪と葉っぱのボケかたが特徴的でとろっとしていておもしろい表現になりました。
椿の明るい色と葉の緑色のコントラストは冬の醍醐味だと思っています。
ちなみにこれを撮っているとき、シャッターを押す指はカチカチです。余談でした。
なんでもない道端でも撮りたくなるのはレトロな仕上がりなるtakumarのおかげですかね?
ちょうどフェンスがあったので撮りました!
しっかりボケるのはさすがはf1.8。
ズームできないし、ピントも勝手に合わせてくれない。画質だっていいとは言えないけど、なんかたくさん撮りたくなってしまうのがTakumarの魅力なのかなと思いました。
晴れているときに太陽光や木漏れ日をいれるとしっかりフレアも入ります!
ゴースト(フレア)を入れるときはファインダーを覗きながらいろいろな方向を見ると撮りやすいのですが、周りから見ると構えながらキョロキョロしている人の出来上がりなので一瞬でフレアを見つけられるようになりましょうね...?笑
冬の寒い日なのに、菜の花畑がありました。
夕方になり太陽光が横から差し始めたのでゴースト(フレア))と一緒に。
ピンボケしているのも、味があってよいかな(断じて言い訳ではありません)。
そんなこんなでTakumarで撮り歩く休日は終わったのでした。
写真の楽しさを思い出させてくれるいいレンズでした。
まとめ
いかがでしたしょうか!
ちょっと不便だけど味がある写真が撮れるSuper Takumar 55mm f1.8。
現行のレンズを買うよりかなりお安く手に入ります!ぜひ一度試してみてくださいね!
それでは!!
追記:
① 使用しているカメラのセンサーサイズが異なると、装着するレンズに記載の焦点距離とも画角が変わってしまいます。
・マイクロフォーサーズの場合:レンズに記載の焦点距離×2相当の画角
・APS-Cの場合:レンズに記載の焦点距離×1.5(Canonのみ×1.6)相当の画角
・フルサイズの場合:レンズに記載の焦点距離の画角
マイクロフォーサーズやAPS-C機を使用している場合は、レンズに記載の焦点距離よりも画角が狭くなるため、写真の端に現れるゴーストが見えなくなってしまうことも。
まったく現れないということではありませんが、少しだけゴーストが出にくくなってしまう可能性がある点、ご注意ください!
② Takumarを買ったけどどうやってボディにつけたらいいのかわからない..という疑問をいくつかいただきました!
その解決方法を書いたのでぜひ参考にしてください!
関連記事:簡単3ステップ!オールドレンズを楽しむためのマウントアダプター選び
他のオールドレンズの情報はこちら!
使用したカメラ
Super-Takumar 55mm F1.8
EOS 5D Mark II
キーワード
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- takumar 55mm f1.8