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写真通信 2018.03.08

リフレクションを極めろ!雨上がりの空と水たまりと写真と。

こんにちは。Photoliのフォトグラファー、りんたです。

突然ですが、僕は雨上がりが大好きです。なぜかというと、空が普段は見せてくれないようなおもしろい表情をみせてくれるからです。

リフレクションを極めろ!雨上がりの空と水たまりと写真と。掲載写真

 「空は神様のキャンパスだ」とは上手く言ったもので、雲や光などはイラストと違って自分の手ではどうにもできないものですよね。実は、雨上がりは、そんな空が高い確率で、興味深い表情をみせてくれる、絶好のチャンスなんです!

 今回の記事では、そんな空にもう一つアクセントを付与する、雨上がりにできる水たまりなどを利用した「リフレクション」というテクニックについて、ご紹介をさせていただきたいと思います。

リフレクションを極めろ!雨上がりの空と水たまりと写真と。掲載写真

リフレクションって?


 
 人は、目に入ってきた光の像を網膜に結像することで景色を見ています。その光には様々な性質があり、中でも「反射」というフォトグラファーが泣いて喜ぶinteresting!な性質があります。
 他にも「透過」「吸収」といった性質があり、具体的には、光を透過させずに反射させる性質をもった素材にぶつかり反射したとき、入射角と反射角が等しい状態で反射するといったもので、この時丁度いい場所に人が立つことによってきれいに目に……(略
 まあ、噛み砕いていうと「なんか反射しそうな物体に光があたると、景色が逆さまになって目に届くよ」ということです。この、反射しそうな物体の主な例が、鏡やガラス、スマホなどの液晶画面、そして雨上がりにできる水たまりなどになります。
 リフレクションとは、日本語にすると「反射」という単語になります。難しそうに聞こえますが、かっこよく言っているだけなんです。

リフレクションを極めろ!雨上がりの空と水たまりと写真と。掲載写真



リフレクションを捉えるための7つのコツ


 
 そんな幻想的なリフレクションを撮影するためにはいくつかコツがありますので、ご紹介させて頂きます!

1.ピントは奥に合わせよう


 先程例として上げた水たまりなど、ついつい水たまり自体にピントを合わせてしまいそうになりますが、特に意図がない限り失敗写真となってしまう可能性が高いです。

奥(被写体)にピントが合っている写真
リフレクションを極めろ!雨上がりの空と水たまりと写真と。掲載写真

手前(水たまり)にピントが合っている写真
リフレクションを極めろ!雨上がりの空と水たまりと写真と。掲載写真

 ガラッと写真の雰囲気が変わりますね。リフレクションを狙うときは、ピントは水たまりの奥にある写したいもの(被写体)に合わせましょう!

2.カメラの視線を低くしてみよう


 「シンメトリー構図」を狙いたいときは、水面ギリギリまでカメラを近づけることで、像が綺麗に反射します。

リフレクションを極めろ!雨上がりの空と水たまりと写真と。掲載写真

3.電子機器でリフレクションを作ろう


 スマートフォンの液晶画面も反射という性質があるためリフレクションが生じます。試しにカメラのレンズに写したい被写体が写るように掲げてみてください。きっと、自分だけの作品ができると思います。また、より綺麗に反射をさせたい人は半透明のガラス(ハーフNDフィルターなど)を使用するのがおすすめです。

リフレクションを極めろ!雨上がりの空と水たまりと写真と。掲載写真

4.日向ぼっこしている水たまりを探そう!


 写真が大好きになると、自然と「あ、今めっちゃ光綺麗!!!」が口癖になります。これは良い写真には良い光が必要になると学んでいくからです。リフレクションも同じで、水たまりの奥にある反射している景色を綺麗に移すために綺麗な光が必要になるんですね。

リフレクションを極めろ!雨上がりの空と水たまりと写真と。掲載写真

6.上下反転


皆さん、生まれてから一回は絵を書いたことがあると思います。そのときに、左右を逆にして見たことはありますか?意外と、顔の輪郭が崩れていたり、髪のバランスがおかしかったりして、誤りに気づくことがありますね。左右を逆にすることで、また違った視点から作品を見ることができるんです。写真でも同じようなことが可能で、あえて水たまりなどでリフレクションしている部分だけを写真に残し、上下を反転させることで、違った世界観が見えてくることがあります。一時期流行したテクニックですが、簡単に使えてなおかつ雰囲気が出るのでとてもおすすめです。

リフレクションを極めろ!雨上がりの空と水たまりと写真と。掲載写真

7.あえて、風が強いときを狙ってみよう


 光の反射という性質は入射角と反射角が等しくなります。その為、入射する角度が一定でないと、あちこちへ反射してしまいきれいな像が反射されません。
 つまり、風などで水が波立つと、像があちこちへ反射してしまうので一般的にはきれいなリフレクションは期待できないのです。またこの時、F値が高く、シャッタースピードが遅くなる設定で撮影すると、水が動いてブレる(被写体ブレといいます)ことで綺麗に写真に残らないため、可能な限りシャッタースピードが早い設定で撮影することがおすすめです。
 ただし、ブレた水面が幻想的な絵を作り出すことがあり、それを意図した上で波立つ水面のリフレクションを撮影することで個性的な写真が生まれるときもあります。

リフレクションを極めろ!雨上がりの空と水たまりと写真と。掲載写真



日常を観察しよう


 写真を始めて良かったと思うことは数え切れませんが、中でも日常の美しさに気づけるようになったことは自分にとってとても大きなことでした。ただ水たまりができていて、空が反射しているだけで大喜びができるなんて、ステキだと思いませんか?
 ぜひ、みなさんも日常を観察して「見逃してしまいがちな美しいもの」を見つけ出してくださいね。

リフレクションを極めろ!雨上がりの空と水たまりと写真と。掲載写真


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キーワード

  • 幻想的
  • シャッタースピード
  • リフレクション
  • 雨フォト

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