こんにちは!oです!
最近、ふとした瞬間に感じる寒さに季節が変わったことを教えられます。
こういった季節の変わり目の空気って私とっても好きなんです。なんだか、さみしさとわくわくを兼ね備えていていいなって思うのです。
そんな季節の変わり目を楽しんでいるわたしが、今回お話するのは……
ボケについて!
デジタルカメラを購入するときに、スマホよりも背景がボケることに期待して購入されたかたもいらっしゃるかと思います。
……でも、あれ。「意外と背景ボケないなぁ」と感じている方。
ぼかすコツ、お教えします!
そして「ボケを少しだけ工夫してこんな写真も撮れるよ!」というのも紹介していきます!
ではいきましょう!
02-1F値を低くする
02-2できるだけ望遠で撮る
02-3カメラと被写体を近づける・被写体と背景まではなるべく離す
04ぼかすときに気をつけることは4つ。ぼかしかたを覚えると写真がまた一歩素敵になります!
そもそもボケって?
まずは「ボケとはなんぞや。」という基本情報を簡単にまとめてみました!
ボケとは、ピントあっていないところのことであり、ピントがあっているところから距離があればあるほどボケるのです!
撮っている様子はこんな感じ
ピントが合っているのが、女性の顔。背景の木にはピントがあっていないのでボケています!
そしてどれだけボケるかは、F値、被写体との距離感の二つによって決まります!
ここまで簡単にですが、ボケの基本情報になります!
実際に、ぼかすコツは次の章で!
背景をぼかすときに気をつけることは4つ
背景のボケを大きくするコツは以下の4つ!
...それは!
・F値を低くする
・できるだけ望遠で撮る
・カメラと被写体を近づける
・被写体と背景まではなるべく離す
以上この4つが重要になってきます!
ではそれぞれ詳しく説明していきます!
F値を低くする
F値のことを詳しく知らない方も多いと思うので、おさらいです!
F値は、レンズに依存する値で、小さくすればするほど、ピントが当たる部分が狭くなります。
イメージするのが難しいのですが、ピントのあたる面の奥行きが小さくなると思ってください。
ここは写真と図で説明しますね!
つまり背景をぼかした写真を撮りたい場合、できるだけF値を小さくします!
どれだけ小さくすることができるかはレンズによって決まります!
いわゆる単焦点レンズはF値が小さくつくられているので、ボケやすいレンズといえます!
単焦点買って写真がもっと楽しくなったよ!という記事はこちら
関連記事:撮るのが楽しくてたまらなくなる!初心者さんに向ける「単焦点レンズのススメ」
できるだけ望遠で撮る
F値が変わるとボケの量がかわると説明したところで、以下は被写体との距離感を変えていきます!
同じF値の場合だと、より望遠側で撮った方がボケが大きくなります!
つまり、同じF値の場合、50mmで撮るよりも、85mmで撮った方が背景は大きくボケるし、50mmで撮るより、25mmで撮った方が背景はボケません。
実際の写真で見てみると...…
18mmだとこんな感じ
135mmだとこんな感じ
同じものを別の焦点距離で撮ってるだけなのに背景のボケ具合がかなり違いますよね!
カメラと被写体を近づける・被写体と背景まではなるべく離す
この2つは一緒に説明したほうがわかりやすいと思うので、同時に説明します!
ボケというのはピントが当たっているところから離れれば離れるほど大きくなります!
では実際の写真で説明していきます!
まずは被写体と背景の距離を固定して、カメラと被写体の距離を変えた場合です。
カメラと被写体の距離が遠い場合
カメラと被写体の距離が近い場合
どうですか? カメラと被写体の距離が遠い時より近いときの方が背景が大きくボケています。
次にカメラと被写体は固定して、被写体(手)と背景(木)の距離感を変える場合です!
被写体と背景が遠い場合
被写体と背景が近い場合
カメラ、被写体、背景。
この3つの距離感を調整することでかなりボケの量がかわってくることがわかります!
背景をぼかしたいときにはぜひ意識してみてくださいね!
ボケをうまく使おう!
続いて、ボケを使った表現をご紹介していきます!
玉ボケ
まずは背景にあるキラキラした光をぼかすことによって生まれる玉ボケ!
撮り方は簡単で、先ほどの4つのコツを意識しつつ、背景にキラキラした光をいれてみましょう!
こんなキラキラした場所を見つけたら、そこを背景にしてぼかすように撮ってみてください!
キラキラがきれいにボケて玉になりました!
これが玉ボケです。これは単純に同じ場所で手前にピントを合わせただけなんです!
撮り方を詳しく書いた記事はこちら
関連記事:キラキラ写真を撮ろう!!玉ボケを簡単に撮影する3つのコツ!
手前ボケ
カメラと被写体の間にわざとモノを入れて手前ボケ!
この場合の被写体は亀。手前に青紅葉があったのでそれを手前ボケに使いました!
手前ボケを使うことによって遠近感を演出することができます!
あまり大きくぼかすとなにがなんだかわからなくなってしまうので、F値の大きさには注意が必要です!
また望遠レンズだと遠くを写すので手前にものがある状態をつくるのが比較的楽になります。なので、まずは望遠レンズで試してみましょう!
この玉ボケと手前ボケの2つを融合させた写真がこちら!
ふわふわの手前ボケと背景の玉ボケ。なんてことない青紅葉の写真だってこんな感じに撮れちゃいます!
これらを使うだけでいつもとちょっぴり違う雰囲気で撮れるのではないかなぁと思います。
ポートレートやお花を撮るとき、物撮りをするときにも使えるちょっとした技なので覚えておくと便利かもしれません!!
ぼかすときに気をつけることは4つ。ぼかしかたを覚えると写真がまた一歩素敵になります!
今回は背景をボケさせるポイントを4つに絞ってお話ししました!
大切だったことは...
・F値を低くする
・できるだけ望遠で撮る
・カメラと被写体を近づける
・被写体と背景まではなるべく離す
この4つでした!
そして、友達を撮るとき、お花を撮るとき、物撮りをするときなど、さまざまな場面で生かせる小技もご紹介しました!
これを読んで少しでも背景のボケる楽しさや、手前ボケ・玉ボケのわくわくに気づいてくれたらうれしいです。
以上 oでした!ありがとうございました!
使用したカメラ
キーワード
- 玉ボケ
- キラキラ
- テクニック
- ボケ
- 前ボケ