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写真通信 2019.01.23

「ましかくの世界」に引き込まれた。私が二眼レフを推す理由

こんにちは、寒さに弱いえんです。
そんな私を寒い冬でも外へ連れ出してくれるのは、大好きなカメラ(笑)。

私はデジタルカメラ、フィルムカメラ、チェキ、トイカメラなど、数種類のカメラを持っているのですが、その中でも1、2を争うくらいおすすめしたいカメラがあります。

それは二眼レフです!

とはいえ、そもそも二眼レフの存在はなかなか知られていないもの。一眼レフは聞いたことあるけれど……なんて方もいらっしゃるかもしれません。

そこで今回は、私が愛用している二眼レフ「Yashica-A」をご紹介しながら、二眼レフの魅力をお伝えしていきたいと思います。

二眼レフを初めて知る方、見たことや名前を聞いたことはあるけれど詳しくは知らない方に向けて、二眼レフの魅力をたくさん語っていきます!

気分が乗って立ち寄ったカメラ屋さん。私と二眼レフとの出会い

私とヤシカとの出会いは遡ること4年前、偶然の出会いでした。
「なにか変わったカメラが欲しい」という軽い気持ちで足を運んでみたカメラ屋さん。そこで店員さんからおすすめされたのが二眼レフでした。

目にするのも手に取るのも、初めてのカメラ。二眼レフのレトロなルックスがとにかく魅力的で、あまりのかわいさに一目惚れしたことを今でも覚えています。

しかも、そのときにおすすめされたヤシカはとても綺麗な状態で、お値段も2万円。「今買わなければ」と衝動が湧いてしまい、即座に購入を決めました…。

二眼レフとの思い出

まるで不思議な力が働いたかのように出会った、二眼レフ。ファインダーを覗いた先に広がるましかくの世界は、私にとって、とても新鮮で魅力的なものでした。

いつもはカメラを新調すると、パシャパシャとシャッターを切りまくる私も、このときばかりはただファインダー越しの美しい景色に見惚れるばかり。だって、一眼レフとはまったく異なる二眼レフの世界に、見惚れずにはいられなかったんです(笑)。

初めて二眼レフのシャッターを切ったときの緊張感や、現像を受け取ったときのわくわく感は今でもはっきり覚えています。私にとって、特別な感覚を伝えてくれた二眼レフの魅力を、ぜひみなさんにもお届けしたいと感じて、この記事を今書いています。

次の章では、そんな二眼レフの簡単な説明と特徴についてお話していきます!



二眼レフに惹かれる理由は、ファインダーの先に広がる「ましかくの世界」

二眼レフとは、見た目の通りレンズが縦に2つ並んでいるカメラのことを指します。

二眼レフとは?

上下2つのレンズにはそれぞれ役割があります。ひとつは、ファインダーを覗くためのもの。そしてもうひとつが、撮影するためのもの。
一眼レフの場合は、ファインダー用と撮影用とを合わせて、ひとつのレンズで組み立てていますよね。ここが、一眼レフと二眼レフとの一番の大きな違いです。

そして、二眼レフには、もうひとつ一眼レフとは違う点があります。
それは先ほども少し触れましたが、ファインダーが正方形だということ。つまり、現像した写真も正方形に仕上がるのです(これが本当にかわいいので、記事の後半でまたご紹介させてください)。

シャイなあの人だって、自然に撮影できる

「はじめまして」の場合、どんなものを撮影して良いのか迷ってしまう二眼レフ。個人的におすすめしたいのは、家族、友人、恋人などの身近で大切な人たちを撮影すること。なぜなら、二眼レフで撮影すると、人物を自然体で撮ることができるように感じるからです。

というのも、二眼レフはファインダーがカメラの上部に付いているので、撮影をする際に顔が下を向きます。

私たちはカメラを向けられると「今撮られている……」と意識してしまいがちですよね。しかし、撮影者が被写体の方ではなく、下を向く構図になる二眼レフなら、撮られる瞬間の緊張も少し和らぐもの。結果として、自然で優しい写真を撮影することに長けているのでは……と考えています!

二眼レフで撮影している様子

また、多重露光の写真を楽しみたい方にも、二眼レフはおすすめです。

(ちなみに、多重露光とは、同じ1枚の写真に、違う風景や被写体を複数枚重ねて写し込むこと。この撮影法を用いることにより、いつもとは違う不思議で幻想的な写真を撮ることができるのです!)

一眼レフの場合、機種によって多重露光が作りやすいものとそうでないものがあります。一方、二眼レフはほとんどのカメラが手動でフィルムを巻かなければいけないため、多重露光を楽しめるのです。

巻き忘れには注意が必要ですが、重ねようと思えば何枚でも重ねて撮れるところが魅力的。
私は2枚までしか重ねて撮影したことがありませんが、複数枚重ねて撮ってみたらどんな仕上がりになるのでしょうか。少し怖い気もしますが、おもしろそうではないですか?

多重露光の写真

この写真は巻き忘れによって重なってしまった写真なのですが、なんだかんだでお気に入りです(笑)。

たまたま生まれた失敗だとしても、こんな風に、自分にとっては偶然にもお気に入りとなる写真を生み出す可能性があるのも二眼レフの楽しみです。

適当になんてシャッターを切れない、特別感。それもまた魅力

ここまで二眼レフの魅力についてたくさんお話してきましたが、そんな二眼レフにも欠点はあります。

まずは、二眼レフで用いられるフィルム(120フィルム)が高いこと。
よく利用される35mmフィルムの価格が1本300円ほど(24枚撮り)に対して、120フィルムは1本700円。しかも、撮影可能な枚数も12枚。
フィルムの種類、撮影枚数、感度などによっても価格は変動しますが、35mmフィルムに比べると、だいたい倍の値段で、しかも枚数も半分しか撮れないものがほとんどです。

さらに、現像代も35mmフィルムに比べると高いうえに、120フィルムの現像に対応していない現像屋さんがあることも。そういった場合は、郵送扱いでお店に写真が到着するまでに1週間ほどかかってしまうことも。現像に出す際は、事前にお店に現像可否や期間などを確認してから行くと確実です!

少しお高い120フィルムですが、その分1枚1枚大切に、より気持ちを込めて撮ることができるはず。お財布には痛い出費ですが、心を込めて撮影した写真の数々は、きっと宝物になるのではないでしょうか……!



ましかくの魅力に取りつかれる、Yashica-Aの作例

最後に、ヤシカで撮ったお気に入りの写真たちをご紹介して終わりたいと思います!

ましかくの写真では、長方形の写真に比べて写真に入る情報量が減ってしまうので、写真の中で一番主張したいものが分かりやすくなります。たとえば、伝えたいものをトンと真ん中に配置する日の丸構図の写真との相性が抜群。

シンプルな構図にはなりますが、伝えたいことががストレートに伝わるましかくの世界観が、私は本当に大好きです!

桜

かき氷

あじさい

陽の光

風鈴



いつもとは少し違ったフィルムカメラを携えて

レトロな見た目がおしゃれで持っているだけでかわいい。そして、慣れてしまえば比較的操作が簡単な二眼レフ。

一眼レフとは違ったフィルムカメラに手を出してみたい方にはぴったりなカメラだと思います。ぜひみなさんも二眼レフならではのましかくの世界を覗いてみてはいかがでしょうか? きっと、日常ではなかなか気づかない、魅力的な世界が広がっていることと思います。

使用したカメラ

Yashica Yashica-A

キーワード

  • おすすめフィルムカメラ

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